(2007年04月20日)
国内アルミ:修正安への警戒も
国内アルミ相場は、LME先物が再度トン当たり2900ドル台を回復するなど出直り気配を示しているものの、独自の支援材料が見当たらないまま、銅を主力とした他メタル高に追随したものだけに、修正安への警戒が必要な局面にある。
LME先物は、銅、ニッケルなど僚品相場が再び上値追い気配を示していることから、これに連動する形で一時的ながら2900ドル台を回復するなど10日(現地時間)の戻り高値に迫る勢いをみせている。
銅高については中国の買い付け活発化、インドネシア・グラスバーグ鉱山におけるスト懸念が材料視されているもので、LME現物が7カ月ぶりに8000ドルに乗せた。ニッケルに関しても、LME在庫が世界の1日分の消費量にしか過ぎないなど慢性的なタイト感が相場を押し上げる要因になっている。
これに対し、アルミはLME在庫が80万トン超と他メタルと比べて高水準であるほか、今年の世界需給が30万トン前後の供給過多に転じるとの予測が支配的であるなどファンダメンタルズ面から、他メタルほど強気できない市場環境にある。
一方、国内定期相場は、海外市況の出直りとともに、東西市場とも一部限月が一代(取引期間中)の高値を更新するなど値戻し気配を強めている。
内部要因的にも売り玉の因果玉化から買い方主導の様相が色濃くなっているが、海外市況が本来的な需給を軽視したたまま上値を追えば、その反動の可能性もあるだけに、突飛高への買い付きは避けたいところである。
ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録