(2007年04月25日)
原油:NY、夏場に向け上昇継続
現地23日のNY原油がアフリカでは最大産油国のナイジェリアを巡る供給懸念に上昇し、中心限月になったばかりの6月限はおよそ3週間ぶりにバレル当たり65ドル台後半の高値をつけた。大統領選挙を巡り暴力事件や選挙妨害が政情不安につながり、これが原油の供給懸念に連動したものだが、産油国にはこのナイジェリアのように政情が不安定なところが多く、これが投機筋ファンドの買い手掛かりになっている。
NY原油は限月交代前にファンドによるロングの手仕舞いから急落し、中心限月が移行したところで切り返して反騰相場に移るというのが最近のパターンで、今回もそうした展開になった。
この伏線になっているのが投機筋ファンドがロングポジションをとっていて、それもここでロングを大幅に積み増すという取組内容にあり、このような取組関係では何か強材料が出るとこれには即座に反応する。
それも中東産油国の原油の供給不安に連動するような地政学的リスクが生じると、ファンドが好んでロングを積み増すことが多く、
ナイジェリアの一件がこのケースになっている。
その1つがナイジェリアで、今回の大統領選挙の投票を巡る暴力事件などで多数の死傷者が出るなどして政情不安が募っている。
以前は日量200万バレルをゆうに上回る原油生産があったが、最近は政情不安などで生産が滞っている。
この段階では供給に対する懸念も実態は判明しないが、投機筋ファンドの場合はそうした「懸念」でも積極的なロングポジションをとるとあって、限月交代直後の上昇になったとみられる。
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