(2007年05月03日)
原油:NY、米ガソリン事情で70ドルも
石油市場の国際指標となるNY原油は、夏のドライブシーズンを迎える米ガソリン需給を主な材料としながら上昇傾向を持続するとみられる。
NY原油のチャートによると、当面の下値支持線は63ドル付近とし、対する上値は3月27日に付けた68ドル台を目指す展開になるであろう。
NY原油は、引き続き上昇トレンドにあるとされる。4月30日に発表された24日現在の米商品先物取引委員会(CFTC)によると、ファンド筋は買い越し幅を6万枚台に縮小したものの、これでも原油相場は下落しなかったことから、先高観は変わらないとみられる。
相場上昇の強材料は、米ガソリン需給であろう。これを裏付けるかのようにここ最近では、米石油週間在庫統計前に調整的な下落が入り発表後にガソリン在庫の減少で買われるパターンが多い。米製油所の稼働率はここで回復しているものの、製油所でのトラブルが相次いでいることから、これからシーズンを迎えるガソリンの供給懸念は残る。これが、現在の原油相場を押し上げる構図とされる。
目先は、ガソリン在庫の推移を眺める形になるであろう。また、米製油所のメンテナンスが一巡する中でトラブルが起これば、需給ひっ迫懸念が台頭するとみられる。
このように、ガソリン供給不安を主な材料に、夏場には70ドル台に乗せる可能性もある。
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