(2007年05月15日)
灯油:需要期限月が上ザヤに
石油製品の灯油は期近は民生用需要の不需要期であるだけに、ガソリンとの価格差が現在のように5000円相当に開いても、これは需要背景からは当然のことで、これが石油製品の特徴といえよう。
今後さらに限月が進めば、灯油は真夏の不需要期であるから、ガソリンよりさらに下ザヤを形成することになる。
そうした視点でみると、期先は灯油の方が上ザヤだが、今期の冬場の民生用需要期を迎えるのであるから、これも需要背景から当然といえよう。
例年、元売りや特約店といった流通は9月から今期の灯油の現物商戦に向けた現物の積み増しを行うもので、実際に需要期を迎えるまでに500万キロリットルを目標に在庫を確保するものである。
このような当業者による在庫投資的な動きで先物市場は初冬の限月から今度はガソリンよりも上ザヤになるもので、現在の11月限はすでにガソリンよりも1000円相当の上ザヤになっている。今後、日柄を費やすことによりこの灯油の上ザヤ傾向はさらに強まりそうで、現在の期近のガソリンのようなサヤを形成するであろう。
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