(2007年05月21日)

原油:NY、上昇トレンドに転換か

石油市場の国際指標となるNY原油は、再び上昇トレンドに転換したとみられる。

NY原油のチャートによると、前週に崩れたとされる上昇トレンドが修復されたとみられる。現地14―17日にかけて小陽線が上向きに並び、この後17日に2ドル超上昇の大陽線を付けたことにより、相場は強基調に転換したとされる。

これにより、心理的な上値抵抗線とみられるバレル当たり65ドルを超えるかが焦点になる。65ドルを超えれば、本年の高値である68ドルを試す展開となり、夏場の70ドル超えも視野に入る。一方、30日移動平均線で見ると、この移動平均線を17日に下から上に突き抜けたことで、目先はこの63ドルが下値支持線とされる。

相場の上昇材料は、引き続き26日のメモリアルデーから始まる、米ガソリン需給期における需給動向にある。16日発表の米石油在庫統計では、ガソリン在庫が前週比170万バレル増と弱材料にも関わらず、先行きのガソリン供給懸念からガソリン相場は上昇し、これにNY原油も追随して下げ幅を縮めている。

このように、NY原油はガソリン供給不安に対し、市場は敏感に反応している。17日には、ルイジアナ州にある製油所のトラブルからガソリン相場が急伸。これを受けNY原油も追随し、前日比2・31ドル高の64・86ドルで取引を終えている。

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