(2007年05月23日)
アルミ:国内、高値警戒圏に突入
国内アルミ相場は、先限が上場来の高値を更新するなど戻り歩調をみせているが、海外市況がLME先物ベースでトン当たり2800―2900ドルと極めて限られたレンジでの動きから脱し切れない状態を続けている関係上、高値警戒圏に入りつつあるとみられる。
LME先物は、銅、ニッケルなど僚品相場が調整安の流れに転じるとともに、下値試しの動きをみせたものの、2800ドル台割れが一時的なものに終わるなど底堅さを維持している。反面、今月上旬にかけて他メタル高によって2900ドル台を回復しながらも同水準を維持できなかったように、上値の重さも共有しており、結果的にレンジ内での往来相場から脱し切れないのが実情である。
これは、アルミ独自の支援材料が不足していることに起因しているが、ファンダメンタルズ(需給要因)面では、むしろ弱材料が目立っている。
一方、国内定期相場は、先限が再び上場来の高値を更新するなど目先戻り気配を強めている。海外市況の底堅さや円安傾向継続が好感視されているほか、貴金属高も支援材料になっているもの。
内部要因的にも売り玉の因果玉化とともに買い方主導の色彩が強まっているが、海外市況の上値の重さを軽視したたまま戻り歩調を続けることになれば、その後の反動安をまねく可能性もある。
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