(2007年05月28日)

原油:NY、60ドル台で堅実な上げ

原油は指標とされるWTIでその足取りをみると、5月の下落過程でもバレル当たり60ドルを下値にしたことが大きく、これがその後の反騰相場の伏線になった。

とりわけ中心限月がまだ6月限の際には60ドル台前半で堅実な上げを呈した経緯があり、大きな陽線を描いたのは一度だけのことと穏健であった。

これは相場が投機化していないことの表われで、ファンドの取組内容をみてもそのネットロングは減少していることから、投機的な買いで相場が上昇したことにはならない。

上昇過程が堅実であったことは、それだけ反動安の公算が小さいことを示し、このようなトレンドからすると、中心限月が交代した後でも緩やかな上昇傾向が変わることはなさそうだ。

米国ではガソリンシーズンに入った。ガソリン小売価格の上昇が原油相場を押し上げる構図に今後も変わりはなさそうで、これに本年は多発するとみられるハリケーンが実際にメキシコ湾岸にダメージを与えるなら、これはガソリンの需給事情をさらにタイトなものに変えそうだ。

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