(2007年05月30日)

国内ニッケル:戻りに一定の限界

国内ニッケル相場は、LME先物が史上最高値のトン当たり5万1000ドル台に突入後、価格達成感やメタル全般の調整局面入りの動きを反映して6000ドル前後の下押し場面となっており、需給タイトの状況に変化はないとしても、これまでの上昇一途に変調をきたしている関係上、戻りには一定の限界があるとみられる。

LME相場は、4月のイースター連休明けに急落したものの、その後乱高下を繰り返しながらも先物が5万ドル台に突入、年初からの上げ幅は50%以上にも及んだ。新規のプロジェクトが見当たらず、需給タイトの状態が続いているため、ファンド筋による投機の対象になりやすい環境にあることも相場高騰を助長した。

しかし、ここにきて一時3000トン台にまで減少したLME在庫が7000トン台に急増するなど徐々に変化の兆しがあらわれている。

国内定期相場は、LME相場の5万ドル台乗せによって、今月中旬には先限がキロ当たり5800円に突入するなど大きく価格水準を切り上げた。しかし、海外の下落とともに、現時点では高値修正局面に入っている。

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