(2007年06月21日)
金:東京、もみ合いで下値固める
東京金は、白金に遅れる形で三角もみ合いを形成している。ファンドの玉整理が5月に一巡した後、6月にはNY市場に新たなファンド資金が流入したことを映し、直近で先限は2664円(6月5日)の高値を付けるまでに回復した。その後、金融市場に左右される展開で、直近の先限安値2556円(6月13日)まで下落。その後、米長期金利の上昇でドル高・円安が加速するとともに徐々に下値を切り上げ、2600円台前半で小幅な推移をたどっている。期先の足取りから今後を予想すると、気掛かりなのは高値のトレンドライン。世界同時株安後の反発で付けた2702円(2月26日)から2684円(5月8日)、そして直近の2664円(6月4日)と、高値のトレンドラインは緩やかではあるが、徐々に切り下げている。加えて注目したいのは、6月13日に付けた安値2556円。2378円(3月6日)から2567円(5月25日)の急角度な右肩上がりの安値トレンドラインからは、違う動きとなった。これは株価の急落を映したファンドの手仕舞いが要因で、5月25日の下値を割り込んだ。
商品の中でなぜか金が弱さが際立っている。原油の高騰にも反発力が鈍く、ファンドの買いが伸びない。白金に比べ地合いは弱く、むしろ白金に連れ高となっている。「金相場ならぬ金融相場」の様相ともいえる現状が、金の方向感を掴みにくくしている最たる要因で、日経平均株価チャートと照らし合わせてもよく分かる。株価との相関性は高まる一方だ。
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