(2007年06月27日)
ニッケル:国内、高値修正の流れ続く
国内ニッケル相場は、騰勢を続けていたLME先物が5月上旬の高値からトン当たり約1万5000ドルの暴落に転じた後、目先的には下げ一服気配にあるものの、なお買われ過ぎの反動が尾を引きそうで、修正安の流れが続く公算大とみられる。
LME相場は5月8日(現地時間)、先物が5万1000ドル台を示現した後、一転して連続的な大幅下落に見舞われるなど、買われ過ぎの反動現象が顕現化した。引け値ベースは、5月8日の高値から1万5000ドル近く下落したことになり、気崩れ的な状態に陥っている。
LME在庫が9000トン台にまで増加したものの、世界消費の2日分にしか過ぎず、需給タイトの状況に大きな変化はない。しかし、ここにきて相場高騰を牽引してきた欧米のステンレス需要に鈍化の兆しがあらわれていることが下げを助長する要因になっている。
国内定期相場は、LME先物の5万ドル台乗せによって、先限がキロ当たり5800円に突入したが、海外が一転して反動安に向かうとともに、高値修正局面に入っている。目先的には、海外市況に対する下値不安が残っているだけに、戻りも限定的とみられる。
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