(2007年07月11日)

ニッケル:反動安の流れ続く

国内ニッケル相場は、騰勢を続けていたLME先物が5月上旬に記録したトン当たり5万1000ドル台の史上最高値から約1万7000ドルの暴落に転じており、なお下げ止まりに至っていないだけに、その影響が尾を引きそうで、反動安の流れが続く公算大とみられる。

LME相場は5月8日、先物が5万1000ドル台の最高値を示現した後、一転して急反落に見舞われるなど、買われ過ぎの反動が鮮明化しており、引け値ベースでは、5月8日の高値から1万7000ドル近く下落したことになり、気崩れ的な状態に陥っている。

LME在庫自体、9000トン台にまで増加したものの、世界消費の2日分にしか過ぎず、数量面でみる限り需給タイトの状況に大きな変化はない。

しかし、ここにきて相場高騰を牽引してきた欧米のステンレス向け需要が急速に鈍化する傾向を示し、これが相場を冷やす要因になった。

国内定期相場は、LME相場の高騰を背景として、先限がキロ当たり5800円台まで買われたが、海外が一転して反動安に向かうとともに、価格修正の流れをみせている。

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