(2007年08月14日)
原油:NY、過去最高値の後は調整
石油市場の国際的指標となるNY原油は、現地1日にバレル当たり78・77ドルと過去最高値を付けたが、その後は調整局面に入ったようだ。目先、大きな材料もないことから軟調な動きも予想される。
前週では、1日の過去最高値が目先の天井の可能性が高いとしたが、今後もこの予測に沿う展開となりそうだ。6日には米景気減速懸念から前日比3・42ドル安となり、この日のローソク足は大陰線を付けている。これにより、日足チャートによると、夏場にかけて上昇トレンドを形成していたNY原油は、下降トレンドに転換したとも見られる。
ファンダメンタルズでは、8日に発表された米石油在庫統計は強気の内容。原油在庫、ガソリン在庫ともに減少し、さらに製油所の稼働率も低下したのにも関わらず、市場はこれを強材料とせず、小幅反落して取引を終えるなど地合いが弱いとみられる。あるアナリストは、「NY原油は、目先は悪材料ばかり揃っている」との見方を示している。足元では、ハリケーン襲来でもなければ相場上昇要因が見当たらないようだ。
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