(2007年08月23日)

ニッケル:国内、なお下値不安残し

国内ニッケル相場は、LME先物が5月のトン当たり5万1000ドル台示現で天井打ち、その後反動安から半値近い水準にまで下落しているものの、依然として下値確認には至っておらず、また、サブプライムローンの焦げ付き問題に端を発した信用収縮懸念も尾を引いた状態だけに、引き続き下値不安残しの展開が見込まれる。

LME相場は5月8日、先物が5万1000ドル台(引け値ベース)の史上最高値を示現した後、一転して急反落に見舞われるなど、買われ過ぎの反動が鮮明化、今月中旬には2万5000ドル台前半と高値から半値押しと大幅下落した。直接的には、現物―先物間の大幅逆ザヤからLME当局が規制強化策を実施したことがキッカケになった。

国内定期相場は、先限が一時キロ当たり5800円台まで買われたが、海外市況が反動安に転じたほか、為替も円高傾向を強めたため、3000円台割れ限月が続出するなど、大きく価格水準を切り下げており、海外に下げ止まり感がみられないだけに、なお下値不安残しの市場環境にある。

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