(2007年09月06日)

ニッケル:国内、高値警戒圏に入る

国内ニッケル相場は、LME先物が5月の最高値から半値近いトン当たり2万5000ドル台まで急落した後、金融市場の混乱が一服気配に転じていることを受け、ほぼ1カ月ぶりに3万ドル台を回復したものの、高値に伴う需要後退が目立ち、さらに一段高をめざすには抵抗があるみられるだけに、高値警戒圏にさしかかった感がある。

LME相場は5月8日、先物が5万1000ドル台(引け値ベース)の史上最高値を記録した後、8月中旬には半値近い水準である2万5000ドル台まで急落した。

LME在庫も漸増傾向を続け、昨年5月以来の2万トン台に乗せ、その後も増加傾向を続けている。相場高騰を牽引してきたステンレス向け需要が急速に鈍化する傾向を示しており、ニッケル離れが進んだ。

国内定期相場は、先月末から連続的にストップ高を記録するなど海外市況の反発とともに、急速に値戻し傾向を鮮明化させている。ただ、海外の戻りも高値からの下げ幅に対し、20%程度にしか過ぎず、ピークアウトした相場とすれば、戻りも限定的とみられるだけに、高値警戒ラインにさしかかっている。

ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録
ブックマークに追加する