(2007年09月10日)

東京ガソリン:3分の1戻しは織り込む

石油製品のガソリンは、別掲の期先の足取りにみられる通り相場は8月下旬にほかの商品相場同様に底入れした経緯があり、下落相場のとどめは米サブプライムローン問題による金融・証券市場の動揺だった。

ガソリンの底入れは東京では22日のことであるため、貴金属などが17日に底入れしたのと一歩遅れたことになり、これはそれだけ売り人気が強かったことの表われだろう。

それでも単純な期先の足取りではこの下落幅が1万5000円にも及んだことで、これだけの値幅で変動すれば、自律反騰でも相当な値幅が見込めることになる。

前週末までにガソリンは期先の上昇幅がおよそ5000円となり、これは下落幅のおよそ3分の1戻しとなる。NY原油に比較すると国内ガソリンの上値が重くこの段階では限られた反発にとどまっている。

ガソリンが上昇するケースでは、期近が先導するのが一般的で、7月の上昇相場はそうしたパターンだった。

期先もファンドが買いに出ないと、上値が重く一方のNY原油が半値戻しを果たしてもガソリンが3分の1戻しにとどまっていることの背景といえよう。このため、ガソリンが今後3分の1戻しから半値戻しに達するには指標となるNY原油がさらに上値を付けることがもちろん必要。

今週はこの点が大きな課題になろう。

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