(2007年09月14日)

東京金:資金回帰で強基調

東京金相場は、足元では上昇トレンドとなっているので、基本的には押し目買いのスタンスが有効とみられる。

ポイントは為替動向で、円相場の現水準の維持、あるいは一段上昇への有無が鍵を握るとみられる。また、国内政局として安倍首相が12日に突然辞任の意思を表明、政界に留まらず金融・証券市場にとってもこれはサプライズとなった。

株価、為替に与える今後の影響はどうか、政局のもようを眺めながらの相場展開が予想されるが、金の地合いには強いものがあり、影響は限定的とみられる。

NY金市場に目を向けると、06年5月の高値であるトロイオンス当たり723ドルが視野に入っている。引き続き上値を試す展開が予想される。

最近のNY商品市場の動きは原油や金というコモディティに投機資金がはっきり回帰しているのを示すもので、これで来週のFOMCで利下げが正式決定されると、インフレ懸念がさらに高まることも考えられる。

米サブプライムローン問題で金融・証券市場が揺れた際、一度は急落した金だが、その立ち直りも早く、金の持つ商品価値とその金融商品化が改めて見直されている。

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