(2007年09月19日)

NY原油:初の「80ドル」台、手探り

石油市場の国際的指標となるNY原油は、現地12日に初めてバレル当たり80ドル台に乗せ過去最高値を更新しその後も強基調で推移し国内休場明けに入電した時間外取引では81ドル台となった。足元のテクニカルは強い形のものだが、80ドル台の推移が続くとこれは米経済に悪影響を与えるとの見方もあり、目先は米景気をにらんだ高値圏でのもみ合いが予想される。

日足チャートによると、8月10日に付けた70・10ドルと8月22日の68・63ドルを下値とした、ダブルボトムの形がみられる。

一方、移動平均線では引き続きゴールデンクロスを形成しているとされ、これにより地合いは底堅い。

これを受けて現地12日に付けた80ドル台は、8営業日続伸して付けるという強いものであった。国内休場明けの入電は80・70ドル(通常取引での高値)だった。

これは、テクニカルだけでなく石油需給も見直されてきたことが要因とされる。

前週は、石油輸出国機構(OPEC)による日量50万バレルの増産決定も、市場の反応は限定的であった。しかし、その翌日に発表された米石油週間在庫統計で、原油在庫が前週比710万バレルと大幅減であったことが買い材料とされた。

これは8月1日に78・77ドルの高値を付けた後、8月下旬にかけ下落した際に、在庫減に対する市場の反応が鈍かったことを考えると、市場の意識の変化が窺える。

しかし、原油需給がひっ迫するとみられるのは年後半とされる。

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