(2007年09月21日)
ニッケル:国内、高値警戒圏に入る
国内ニッケル相場は、LME先物が8月末以来のトン当たり3万ドル台を回復するなど値戻し傾向を強めているが、在庫の積み上げ、需要家サイドのニッケル離れ顕現化から5月の史上最高値(5万ドル台)に挑戦するまでの状況にないだけに、高値警戒圏にさしかかった感がある。
LME相場は、買われ過ぎの反動から8月中旬には最高値から半値近い水準である2万5000ドル台まで急落したが、同月末には一時的に3万ドル台を回復、その後こう着化の様相を呈していた。しかし、米国の政策金利引き下げを契機とした株価の急上昇を好感する形で一気に3万ドル台を乗せ、現地19日には3万3000ドル台まで急騰した。
このように他メタル同様に出直り色を強めているが、これが継続的なものに発展するか疑問視する向きが多い。
国内定期相場は前週末以来、4営業日連続して軒並みストップ高と急速な値戻し場面となっている。海外市況の急反転と円安進行が支援材料になっているが、海外が既にピークアウトした相場とすれば、高値警戒ラインにさしかかっているといえそうだ。
ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録