(2007年09月26日)

灯油:需要期の押し目買い

石油製品は指標となるNY原油が先導してガソリンは半値戻しを果たした。灯油は需要期限月が発会すると必ず上ザヤを形成することから、単純な期先のつなぎ足では全体を把握しにくいが、すでに各限月で半値戻りからさらに戻り足となっている。

NY原油は今回のように限月交代の局面になると、目先的な変化が起こりやすいとあって、ここまで強基調のNY原油であってもここで反落することは考えられた。この「80ドル」相場はこれが長期に及べば米経済には必ずや悪影響をもたらすとされ、この水準で長居はしないとの見方もある。

灯油は週明けの10月限納会が示すように、時期的には今冬の需要期が接近している割には当業者に在庫積み増しの意欲がそれほどみられない。

経験則からその年の需要期を迎えるまでに500万キロリットルの在庫を必要とするもので、最近の在庫事情から今年はこの点に対する懸念が薄いということであろうか。それでも12月限以降は民生用需要期であることから、最近のように限月間にサヤが生じるのは当然であり、この傾向は今後も続くであろう。需要期を迎えた際の石油製品の動きは今春のガソリンが参考になる。押し目買いはやはり需要期限月の12月・1月限であろう。

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