(2007年10月17日)

金:内外金、買い意欲勝る強気相場

内外金市場ともに押し目待ちに押し目なしといった様相だ。東京金相場は、8月29日に直近の安値である2451円(グラム当たり)を付けた後、徐々に下値を切り上げ10月15日には取引期間中の高値である2883円を突破した。豊富な投機資金が不透明な金利、株式市場へ相次いで流入しておりコモディティ、とくに金への流れが顕著である。また、ドル建て金価格は当面の「ドル安」見通しから堅調な推移が予想され、目先国内金相場も反転の兆しはみられない。

NY市場に目を向けると、10月に入ってからは725―750ドルという底堅い動きを演じている。この値固めができた後は、775ドルが次の目標値となる。米商品先物取引委員会(CFTC)による大口ファンドの買い越し残高は、9日時点で19万696枚(前週比1万4801枚増)と、過去最高値を更新した。調整が警戒させる以上に、ファンドの買い意欲の強さが窺える。市場からは年内に850ドルとの声も聞かれ、長期投資としてのETF(上場投資信託)などの投資需要の堅調さも相場を押し上げている。また、現物需要では、11月末のインドの最需要期やクリスマス需要が期待されることも支援材料だ。

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