(2007年10月18日)

灯油:在庫事情にも強さ

石油製品の灯油は別掲の期先の足取りは単純な繋ぎ足だが、この線形からも相場は8月下旬の米サブプライムローン問題で商品全体が下落した際の安値をボトムにして反騰基調であることが分かる。

期先はこの8月下旬の安値がキロリットル当たり6万2000円台で、これが後の上昇相場においてこの目指すところは7万円台である。

その7万円台はすでに灯油の期近で示現された値ごろであり、この期近は今冬の需要期入りという需要背景を伴っている。

今年の灯油の現物商戦を見通すと、この流通在庫の低水準がまず目を引くことで、例年は10月初旬の段階で500万キロリットルの在庫が確保されるのが通例だ。ところが今年はこの段階で約400万キロリットルと数量にして100万キロリットルも下回り、前年比2割減での商戦入りとなる。

原油高に加えた灯油の在庫事情などが、今後の期近の下値を支える役割を果たし、最近の7万円台が定着すると見るのが自然であろう。

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