(2007年10月22日)

アラビカ:底堅く推移するか

東京アラビカコーヒー相場は、産地の高温乾燥天候を支援材料に底堅く推移するとみられる。

コーヒーは産地ブラジルの天候に一喜一憂する、天候相場特有の展開が続いている。とはいえ、降雨予報で反落する場面があったものの、その下げ幅は比較的限定されたものとなり、NYコーヒー期近、東京アラビカ期先ともに依然高値圏を維持しているといえる。

これは、「8月、9月と例年を大幅に下回る降雨量で、高温乾燥天候が続いた。そのため、多少の降雨では土壌水分不足は解消されず、開花・生育に不安が残る」(市場関係者)ということで、天候リスクが下支えになっているためとみられる。

米農務省の世界コーヒー需給統計から算出した2007―08年度の在庫率は13・2%。これは、同省が統計記録を開始した1960―61年度以来過去最低である。

そうした状況下、土壌水分不足、降雨不足で開花・結実障害が発生した場合、08―09年度のブラジルのコーヒー生産量が減少し、同年度の世界需給がよりタイト化する可能性がある。そうした需給タイト化懸念が底流しているとみられるため、相場は底堅く推移、高温乾燥天候予報に対してより敏感に反応しているといえそうだ。天候相場真っ只中、そうした需給環境も考え合わせれば、安易な弱気は避けたいところか。

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