(2007年11月22日)

東京ゴム:需給の基本は崩れず

東京ゴムは米サブプライムローン問題に起因した株式・為替市場の動揺が内外で再び表面化しているところで、買い方大手のファンドによる玉整理懸念がここまで相場を下落させたとみられる。

すでに相場は期先でキログラム当たり260円台に突っ込む安値があって、このあたりは一度ひとつの方向に動き出すとこれが加速しかねないゴムの値動きの特徴といえよう。

ゴムは為替の影響を受ける国際商品には違いものの、主にタイとマレーシアに産地が限定され、この地域の天候とこれによる生産動向が絶えず局面を左右することになる。

その産地市場は現物のマーケットでこれも先物市場の石油や貴金属とは基本的に異なるとあって、米サブプライムローン問題による米景気の後退懸念を映した株価急落の影響とは距離を置きそうだ。

ここまで下落が大きくなったのは、ファンドの取組高に占める買いの比率が非常に高いなかで、この手仕舞い懸念が生じたことによるが、天然ゴムの基本的な需給関係が良好であるのはゴムの下値を支えるものである。

天然ゴムの長期的な需給関係ということでは、生産国での供給減の一方の中国など消費国での需要増から今後2010年まではタイトな需給関係が続くとみられている。

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