(2007年11月30日)

東京灯油:期近、需要期で強基調

石油製品の灯油は、東日本にも寒波が今シーズンは早めに到来したことが現物商戦にまた、先物市場の人気を刺激して今月22日の12月限納会は周知のような上場来の高値(キロリットル当たり8万2000円台)だった。

特徴的なのはこの納会後に先物市場の様子が急変したことで、それまで上昇傾向にあったNY原油も下落に転じたことで現物相場にリンクした期近までが下落した。

そうした中にあっても今シーズンの立ち上がりとなる12月限納会がこのように8万2000円台の高値をつけた事実は動くことがなく、今後期近が納会を迎えた際の目安になろう。今冬は昨年とは異なり「厳冬」との予報が気象庁から出されている。12月の気温も例年よりは低めに推移する可能性が高いとされ、これは灯油の現物商戦にはもちろん追い風になる。

となると、28日のようにNY原油が急落してこれに追随安したところが先物市場をヘッジの場とする当業者には仕掛けの好機ということになる。

この灯油は期近の取組関係が、大手商社を交えた当業者による買い建てが相当量を占めるというものであることから、その途中経過はともあれ納会が接近した場合は現物相場にサヤ寄せすることが見込まれる。

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