(2007年12月06日)

東京ガソリン:つなぎ足でも下値圏

石油製品のガソリンは別掲のチャートは期先のつなぎ足で、これには該当限月の需要背景の違いによるサヤ(価格差)が微妙に影響しているとあって、もうひとつ実態を掴み難い。ガソリンは一方の灯油とは異なって冬場が不需要期で、春先の3月頃から需要期に向かうことから、サヤ関係もこれに応じたものになる。

例年だと春の行楽需要期もピークとなる5月限が最も上ザヤを付けるもので、これに向かって3月限からその上ザヤ傾向が強まる。

既にこうした需要背景に応じたサヤ関係を形成していることになり、現在の期近は冬場の不需要期であることから、この下ザヤが動くことにはならない。

現在のところガソリンは店頭価格が統計を取り出してからの最高値を付けていることの影響で、末端の販売が不振でこのような状況下では元売りとしても積極的な対策はとり難い。ガソリン期近に動意が生じてその下ザヤを是正するのは今月も後半とみられる。

今後の展開を予測するうえでのポイントは来年5月限で、この限月は春の行楽需要もピークになる時期であることから、経験則では取引期間中の最高値で納会することが多い。

現在地点は最高値から4000円から5000円下落したところだが、これが期近に回る頃には原油相場とはあまり関係ないところでサヤ出世し、そのトレンドに沿う形で取引期間を終えることが考えられる。長期の視点で判断することも必要だ。つなぎ足でも最近の小陽線が下値圏で続き、これは好感される線形だ。

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