(2007年12月10日)

NY原油:「100ドル」熱気は冷める

NY原油は11月下旬の感謝祭を境に様相が大きく変わり、世界的に騒がれた「原油高」とこの100ドル相場の熱気が冷え込んだ。バレル当たり99・29ドルの過去最高値から直近では86ドル台を割り込むところまで下落、これでも「原油高」には変わりがなく、タイムラグを置いてガソリンなどの石油製品に価格転嫁されるのはいつものことである。折から冬場の暖房油需要期を迎えて、灯油の民生用需要が年末年始にはピークを迎えるという局面だが、店頭価格でやはり最高値を付けたガソリンともども高値による消費者の買い控えが起きている。東日本ならまだしも寒波が厳しい北日本での灯油の買い控えなど現実には起こり得ないことで、今年の灯油高は国民生活に大きな影響を与えている。

この発信地はNY市場で、実際の生産量が限られたWTI原油であることは広く知られること、これが果たして100ドル目前で天井打ちしたかどうか、この問題は来年に掛けた世界の経済見通しでも大きなテーマになろう。

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