(2007年12月12日)
国内アルミ:戻りも限定的な展開
国内アルミ相場は、LME相場が高値一巡から反落、先物が約1週間ぶりにトン当たり2500ドル台を割り込むなど、再び下値を模索する流れに転じているだけに、円安ドル高を下支え要因としながらも、戻りも限定的な展開が予想される。
LME相場は、サブプライムローン問題の再燃に伴い世界的に株価が下値不安の様相を呈したほか、米景気減速懸念の台頭から銅を始めとした非鉄相場が上げ一服から調整色を強めたことから、これに追随する形で先物が11月6日の2645ドルを戻り高値として反落に転じ、2500ドル台割れまで下落した。
従来から今年の需給見通しでは、供給過多とする観測が支配的で、現実にLME在庫が93万トン台と今年のほぼ最高水準に達するなど積極的な支援材料を欠くにもかかわらず、他メタルと比べた出遅れ感あるいは割安感を背景として戻りを試したものの、結果的には上伸力不足を露呈した感がある。
一方、10月末にキロ当たり300円台相場に突入した国内定期相場も、大きく価格水準を切り下げている。海外市況が戻り一巡とともに下値を試す流れに移行していることに起因しているが、最近になって為替が円安ドル高傾向を強めている関係上、これが下支え要因として作用するなど綱引き的な商状を呈している。

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