(2007年12月25日)
国内アルミ:下値不安拭い切れず
国内アルミ相場は、LME先物が11月上旬の高値(トン当たり2645ドル=引け値)で戻り一巡から反落、2400ドル台に突入するなど、再び下値を模索する流れに転じているだけに、目先の円安ドル高が下支え要因となりながらも、戻りも限定的で下値不安を払拭するまでの状況には至っていない。
LME相場は、サブプライムローン問題の再燃に伴い世界的に株価が下落、米景気減速懸念の台頭とともに、銅を始めとした非鉄相場が上げ一服から調整安に転じた。アルミも追随安からLME先物が11月6日の2645ドルを戻り高値として反落に転じ、2400ドル台に突入、その後も10月8日の年初来の安値(2398ドル)に照準を合わせる動きを示している。
今年の世界アルミ需給見通しでは、供給過多とする観測が支配的で、現実にLME在庫が93万トン台と今年のほぼ最高水準に達するなど積極的な支援材料を欠いているのが実情で、上伸力不足が確認された後だけに、下値不安が底流している。
国内定期も300円相場から大きく価格水準を切り下げている。最近の円安ドル高が下値を支える要因になっているが、海外市況が上値に重く、なお下値を模索する流れを示しているだけに、買い気を喚起するまでの勢いがみられず、下値不安を潜在させた市場環境になっている。

ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録