(2008年01月15日)

国内白金:需給良好で強基調持続

貴金属の白金は工業品相場が昨年来の上昇波動を受け継ぐ中にあって、先行して取引期間中の最高値を更新したことで新春はむしろ主導権を一方の金に譲った格好だ。昨年12月の段階ですでに白金はNY市場のプラチナ上昇に刺激されて取引期間中の高値を更新していた。相場は2007年11月にグラム当たり4800円で押し目底を形成し、その後に一定期間の往来を経て新たな上昇波動に入り、小刻みな日足の積み重ねで水準を切り上げた。

それまでの高値が5300円でこれを100円ほど上抜いたところで再び押し目に動き、年明けの今度は金主導の相場展開になったことになる。

白金はそのサヤ関係が工業品では唯一逆ザヤで、これは商品市場での経験則に学べば需給関係が良好であることを示すもので、期近へ回る度にいわゆる逆ザヤのサヤ出世を引き起こすサヤ関係である。現実に白金期先が最高値を付けた際には期近で5400円台という相場が出ており、これはサヤ出世以外、何ものでもない。

このように内外で白金が強基調で推移しているのは基本というべき需給関係の強さが原動力で、この点は07年11月に出された英ジョンソンマッセイ社によるプラチナ報告が物語ることである。

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