(2008年01月21日)
国内金:年明け上昇で反転
貴金属の金は金融市場の流動化による株価の急落で行き場を失った投機資金の流入で内外で年明け早々に上昇し、NYでは過去最高値を付けた流れが東京にもおよび、各限月で新高値を付けた。昨年の大納会間際に工業品はいずれも取引期間中の最高値を付けているので、金はむしろ後発であり、そうした中での新高値とあってその後に反転して下落するのも早かった。為替が一時は105円台と円高を呈したことで、これには敏感に反応して売り込まれたことになり、今年は7日から取引時間が夕方5時半に延長されているため、夕方の為替変動の影響を受けやすい。それだけ変動率も高いものになっている。
金はドルの代替ともいわれるし、安全資産のひとつに位置づけられてマーケット全体が不安定な動きをする時ほど買いの対象商品になることが多い。
工業品では石油やゴム、貴金属では白金が上昇相場のけん引役で金は後発だった。その分年明け以降の上昇が際立つものになったわけだが、最近の日米株価急落と為替の円高はこの規模を上回るもので、全体として商品相場の上昇はこの金でピークを過ぎたとみられる。別掲の期先のチャートでは3000円台から3100円台にマドが開き、これが目先のピークアウトを示すものになった感もある。

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