(2008年01月22日)

NY原油:85ドルを割り込む公算小さく

石油市場の国際的指標となるNY原油は、引き続き地合いは弱いとみられる。ただ、バレル当たり85ドルを割り込む可能性は低いようだ。

NY原油は、景気後退懸念の影響を強く受けており弱基調となっている。これは、年初からの米株価のチャートと同じような足取りを示していることから見てとれる。

また、NY原油は100ドルを付けた後は大台達成感もあり、直近は下落の一途をたどっている。20日移動平均線を10日移動平均線が下に割り込むデッドクロスを形成していることも、相場の地合いが弱いことを示している表われともいえよう。

ただ、こうした相場の弱基調にあって現在は100ドルの高値から10%下げており、ここからの大きな下げも考えづらい。景気後退懸念に伴うエネルギー需要減退との見方もあるが、依然として2008年の強い需要見通しは変わらない。米石油在庫も対前年比では減少しており、これに地政学的リスクやドル安などの強材料は残っている。

一方、同じ時期に開かれる現地2月1日の石油輸出国機構(OPEC)の総会では、増産観測も残っている。目先、強い下値支持線とみられる85ドルをサポートできれば、OPEC総会後に再び上昇に転じるとみられる。

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