(2008年01月25日)

東京白金:依然レンジ内の相場

貴金属の白金は、期先の足取りにみられる通り年明け早々にグラム当たり5400円台に乗せて新高値に迫ったのだが、その後は株価下落の影響を受けて反落、22日にはストップ安になった。

年明けに上昇したのは白金が買われたというよりは金の上昇に追随したもので、昨年秋の上昇のように白金が先導するという展開ではなかった。一方の原油が年明けにNYではバレル当たり100ドルの高値を付けた後に反落したのと同じような動きで、工業品はほぼ足取りが同じものになっている。

白金は金以上に景気変動にさらされやすく、これは自動車の触媒需要との関連によるもので、株価が急落するとその規模にもよるが、この影響を受ける。

このような白金の経緯と商品特性から今後も株価の影響を受けるなか、基本というべき需給関係には強さがあることから、下値がサポートされることに変わりはなさそうだ。

そのサヤ関係が逆ザヤであることは期近の現実事情が強いことの表われで、この傾向がさらに続くとあれば、下ザヤの期先を弱気することは避けるのが得策か。期先の足取りからすると、昨年11月に押し目形成に動いた際の安値が4800円でこの下値が大きなフシであることに変わりない。

白金が昨年来の上昇波動を受け継いでいるものなら、トレンドとしてこの4800円の下値は今後もサポートされる可能性が高く、そして日柄を費やすことで限月が前に回りサヤ出世することになる。

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