(2008年02月01日)

NY原油:景気後退懸念で弱含み

石油市場の国際的指標となるNY原油は、景気動向を眺めながらやや弱含む展開となりそうだ。

年初にバレル当たり100ドル台を付けた後は一本調子に値を下げ、一時は86ドル台まで下落した。その後は上昇に転じ、現地1月30日のNY原油の終値は92ドル台まで回復している。これは年初の100ドルから見ると、ほぼ半値戻しと捉えることもできる。足元では、85ドルの下値支持線が強いことが確認された。この下値支持線を割らなかったことにより、再び100ドルを試すことも考えられる。目先90ドル台で値固めができるかが焦点となろう。

一方、NY原油の大きな材料が景気動向であることに変わりはない。今週に入り米政府による経済対策や、米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げなどの景気対策が好感され、NY原油も上昇してきた。

ただ、現地1月30日のFOMCによる追加利下げでも株価が伸び悩むなど、景気後退懸念はかなり強いといえる。

景気後退懸念が続く中、コモディティ市場に資金が流入しやすくなっている。これにより大きく下げる可能性は低いものの、景気への懸念から95ドル超まで買い進めるほどの勢いもないとみられ、85―95ドルレンジ辺りでの推移か。

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