(2008年02月05日)

国内ニッケル:上値に重い展開続く

国内ニッケル相場は、年明け直後LME相場が投機資金の流入によって上値に向けて動意づく局面があったものの、結果的に一過性の動きにとどまり、先物ベースでトン当たり2万7000ドル台での限られたレンジの動きを強いられているだけに、先限キロ当たり3000円をメドとして上値に重い展開が想定される。

年明け後のLME相場は、サブプライムローン問題に伴う米景気減速懸念が拡大、株価の急落とともに、投機資金が株式、債券市場から貴金属などを始めとした商品市場に還流する動きが顕現化、LMEニッケルも上値に向けて動意づき、一時先物が3万ドル台に到達した。しかし、米国を中心とした景気後退への懸念が拡大するにつれて、コモディティ買いにも限界が生じ、非鉄相場も調整安に向かった。

チャート的には、昨年5月の最高値から下値抵抗ラインになっている2万5000ドルに対し、3分の1戻りに当たる3万3000ドルが上値目標になるとしても、3万ドル台実勢化に至らなかった経緯や需給緩和見通しから、再度下値を模索する展開も予想される。

国内定期相場は、海外の出直り気配を映し、先限が3300円台まで上伸したが、その後は調整安に見舞われている。為替の円高ドル安が急速に進んだことに加え、LME相場も戻り一巡気配に転じたためで、買い気も大きく後退している。目先的には、海外の動意薄、円高含みから先限3000円近辺を上値に重い水準として、戻り売り基調を持続しそうだ。

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