(2008年02月06日)
東京白金:絶えず供給不足を意識
白金は希少金属のひとつとして知られるが、最大の生産国である南アフリカ共和国での電力危機による鉱山の操業停止という大きな支援材料が台頭、ますますこの価値が高まり供給不安が絶えず意識されるという構図になった。南アでの電力危機による鉱山の操業停止は5日程度ですでに修復したとの説もあるが、事が構造的な問題であるのと、保安上そのほかで今度は労働者によるストなどの事態も考えられるので、供給不安は依然ついて回ることが見込まれる。
貴金属アナリストによれば、白金は一方のロシアからの供給が一時的に途絶しやすい時期であることも手伝い、先行きこの現物を巡り争奪戦が展開される可能性も大きいという。
環境規制の強化で自動車触媒需要は今後も減退することはなく、この高値でも全体として需要が減退するとはみられない。
白金のような希少金属では高値でも需要家はこれを手当てする必要に迫られるわけで、自動車触媒向けはこの典型である。相場はすでにNY市場でトロイオンス当たり1700ドル台と07年11月に英ジョンソンマッセイが予測した高値を大きく超えてしまった。この方面の権威さえ予想だにしなかった高値であり、これでも相場の基調が変わったという様子はないとあれば、引き続き押し目買いとみて良いようだ。

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