(2008年02月25日)

NY金:節目は1000ドル

金相場は、ドル建てのNY金がトロイオンス当たり900ドル台に乗せた後も堅調な商状をたどり、人跡未踏の950ドル台の領域に入ってきた。既に相場が史上最高値を更新していることから、過去の経験則が当てはまらない相場となっているため、テクニカル分析は難しい。一般的な上値抵抗なる設定ができにくく、心理的な節目程度しか指標がないためだ。現実に、今のNY金にとっての上値抵抗は、次の節目である1000ドルが設定できるが、それ以外の抵抗線が設定できないことは難点だ。

さて、足元のNY金のRSI(相対力指数)であるが、日足ベースで70近くに達しているものの、まだ上昇余地がありそうな形である。しかし、同じRSIでも週足ベースでは70の分岐点を超え、21日現在で74・03まで上昇、買われ過ぎである。さらに、月足ベースでは85に近い84・47に達し、過去最高水準にきている。このように見ると、金自身のトレンドは強いものの、明らかに買われ過ぎ・行き過ぎであり、この先、大掛かりな修正安が待っていると見るのが自然である。従って、実際の売買に関しては、既存玉として買いポジションを持っている場合を除けば、新規は見合わせたほうが良い。今後、瞬間的に1000ドルを突破したとしても、そこから暴落して一気に750―800ドルまで暴落する可能性があることからすると、ここは慎重に対処したい。

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