(2008年02月28日)
国内ニッケル:戻りも一定の限界
国内ニッケル相場は、僚品の銅、アルミが上値に向けて動意づいていることでLME相場も下値を切り上げている反面、独自の支援材料不足から反応は鈍く、上値に重い展開を強いられている関係上、他メタル追随高における戻りも限定的になるとみられる。
LME相場は年明け後、投機資金が株式、債券市場から貴金属などを始めとした商品市場に還流、一時的に動意づく局面もあったが、その後は米国を中心とした景気後退への懸念が拡大するにつれて、レンジ内の動きを強いられていた。
ただ、ここにきて中国、南アフリカの生産障害発生を契機として、僚品の銅、アルミに再び投機資金が流入、出直り相場の様相を色濃くさせているため、これに追随する形でLME先物がトン当たり2万9000ドル台を回復した。
国内定期相場は、LME相場の戻り気配を映して先限が一時キロ当たり3200円台まで上伸したが、その後は気迷いムードが支配している。他メタルと比べて海外市況の上値の重さが目立つだけに、さらに買い上がるまでの勢いはみられないだけに、高値警戒圏にさしかかっているようだ。
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