(2008年03月04日)

東京輸入大豆:上下にブレる展開

東京市場の輸入大豆相場は、目先的には海外の動きを反映しながらも、ドル安に伴う為替の円高傾向の影響も受け、上下にブレる波乱の展開が続くとみられる。

指標となるシカゴ大豆市場にはいまのところ、ファンダメンタルズ(需給要因)的に強気を示す材料が多く見られる。シカゴ大豆期近がブッシェル当たり15ドルに迫っている大きな背景としては、(1)現地2月21―22日に開催された米農業観測会議(アウトルックフォーラム)で新穀(穀物年度における供給の主要を占める新しく生産収穫された穀物)の米大豆需給ひっ迫を確認(2)中国のナタネ減産不安による大豆および大豆油買い付け期待(3)中国における土壌水分の不足―などが挙げられる。

そうした状況下で、過去最高値更新の展開を示していたシカゴ小麦の大幅安場面が続けば、その流れに連動する公算も大きい。このため、小麦相場からは目を離せない。さらに、米商品先物取引委員会(CFTC)が現地2月29日取引終了後に発表したシカゴ大豆市場の建玉推移(同26日現在)を見ると、大口投機(ファンド)筋のロング(買い)は18万9976枚で、一方のショート(売り)は4万4719枚。差し引きすると14万5257枚の買い越しとなっている(総取組高は59万4443枚)。同買い越し枚数は前週(同19日現在)の15万2746枚から7489枚減少しているが、大幅な縮小とは言えず、高水準を維持している。

このCFTCの発表からもシカゴ大豆がこれまで上値追いの展開を見せていた背景を読み取ることができる。

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