(2008年03月06日)

内外金:利下げ期待で上昇基調

内外金相場は、目先的には利下げ期待もあり強基調で推移するとみられる。

指標となるNY金の急伸は、米景気の後退懸念に伴うドル安と深く関わっている。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、景気下振れリスクがあることを認めた上で「必要に応じてタイムリーに行動する」と追加利下げを示唆。景気後退局面の中で物価が上昇するという「スタグフレーション」の懸念も聞かれるようになっている。

現地18日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にして、FRBによる金融緩和政策の継続が再確認されたとの見方から、ドルが対主要通貨で下落。ドル安の進展が金や原油相場を含むコモディティに大量の投資資金が流入し、これが価格上昇につながっている側面は無視できない。

特に、金は実物資産と投機対象の両面の特性を併せ持っており、買われやすい環境が整っていると言えるだろう。利益確定売りを吸収しながらも高値圏に位置する現状にNY市場が慣れてくると、それに伴いレンジも切り上がることになり、一段と上昇基調を強める可能性が十分にある。このようにNYは、早晩1000ドル(トロイオンス当たり)を突破するとみられる。

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