(2008年03月11日)
国内ニッケル:底上げムード強める
国内ニッケル相場は、米景気後退懸念を背景としたドル安進行に伴い投機資金が商品市場に流入、僚品の銅、アルミが上値に向けて動意づいており、これに追随する形でLME先物も昨年11月以来のトン当たり3万3000ドル台を回復するなど出直り気配にあるため、底上げ気配を強めそうだ。
LME相場は年明け後、一時的に動意づく局面もあったが、その後は米国を中心とした景気後退への懸念が拡大する中、独自の材料不足もあってレンジ内の動きを強いられていた。ただ、ここにきて中国、南アフリカの生産障害発生を契機として、僚品の銅、アルミに再び投機資金が流入、出直り相場の様相を色濃くさせているため、これに追随する形でレンジ上放れと動意づいている。
ニッケルの場合、今年の需給に関し、ステンレスメーカーのニッケル離れの影響もあって供給過多を予測する見方が支配的で、ファンダメンタルズ面からみると、買われ過ぎとの警戒感がある反面、非鉄商品循環買いの流れから、早急に相場が崩れることも予想しにくい環境にある。
一方、国内定期も先限がキロ当たり3600円台に突入するなど価格水準を切り上げている。LME相場の戻り気配を反映したもので、最近になって大幅な円高進行によって、高値警戒感が出始めているが、強基調を保っている。
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