(2008年03月24日)
国内ニッケル:下値を試す流れに
国内ニッケル相場は、米景気後退懸念に起因したドル安進行を背景としてLME先物が今月上旬にはトン当たり3万3000ドル台を奪回するなど騰勢を示したものの、米利下げ観測の後退によるドル安一服とともに、投機資金が流出する傾向がみられ、高値修正に転じているため、下値を試す流れが続きそうだ。
LME相場は、中国、南アフリカの生産障害発生を契機として、僚品の銅、アルミに再び投機資金が流入、出直り相場の様相を色濃くさせているため、レンジ内の動きから上値に向けて動意づき、今月上旬には先物が3万3000ドル台に乗せるなど高騰した。
ただ、ここにきて原油、金を含めた商品市場にも変化が生じている。18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)がインフレ懸念から利下げ幅を0・75%にとどめたため、ドル売り要因であった利下げ観測が急速に後退、つれて相場高騰を牽引してきたファンド筋が利益確定の売りに動いている。
このため、LME先物も2万8000ドル台にまで急落しているもので、従来からファンダメンタルズ面からの材料不足が目立つだけに買われ過ぎから再び下値を試す流れに移行した感がある。
先限がキロ当たり3600円台に突入した国内定期相場も大きく価格水準を切り下げている。円高進行に伴う下げが海外市況の急落によって増幅されているもの。
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