(2008年04月03日)
国内ニッケル:下値に一定の限界
国内ニッケル相場は、LME先物が3月上旬にトン当たり3万3000ドル台の戻り高値を記録、その後ドル安一服とともに修正安の流れを続けていたが、下げ一巡から方向性を探る動きにあるため、僚品相場次第ながら下値も限定的になるとみられる。
LME相場は、中国、南アフリカの生産障害発生やドル安に伴い僚品の銅、アルミに再び投機資金が流入、反発気配を強めたため、上値に向けて動意づき、3月上旬には先物が3万3000ドル台に乗せるなど高騰した。
ただ、3月18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)がインフレ懸念から利下げ幅を0・75%にとどめたため、ドル売り要因であった利下げ観測が急速に後退、つれて相場高騰を牽引してきたファンド筋が利益確定の売りに動き、LME先物も2万8000ドル台にまで急落するなど高値修正に転じた。
このような調整安局面も応分の下げによって、ほぼ下値一巡した感がある。
一方、国内定期相場は、海外安を嫌気する形で大きく価格水準を切り下げ、期先中心としてキロ当たり3000円台を割り込み、市場全般に買い気が後退している。
しかし、非鉄商品全般に波及した買われ過ぎの反動も、価格の修正とともに一巡した感があるだけに、下値も限定的な環境になっている。
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