(2008年04月04日)

国内白金:波乱の展開に

東京白金は、為替の動きも関わってくるが、基本的にはNYの上下にブレる展開を眺めて、目先的には波乱の展開が予想される。

直近の相場を見てみると、3月21日につけたグラム当たり5745円が底値とみられる。同5日につけた高値7327円から考えると、2週間で約1500円安と急落していることがわかる。NYの大幅安に加えて、為替の円高が一時、嫌気された。

指標となるNY白金相場を見てみると、同20日の中心限月・4月限が1877・30ドル(トロイオンス当たり)でいったん底値を付けた格好だが、4月1日の時間外取引では一時1900ドルを割り込む場面も見られるなど、予断を許さない状況にあるといえる。

一方、ファンダメンタルズ(需給要因)から分析すると、白金は自動車触媒としての工業用需要が6割程度を占めるが、欧米での自動車販売台数の減少が鮮明になっているため、白金の需要減の観測も出ている。

こうした海外市況を受けて、東京白金は目先的には6000円台前半で推移か。南アフリカ共和国の電力問題もすでに織り込み済みであるとの見方も出ていることを考えると、新規の手掛かり材料が浮上しない限り、内外白金が出直り相場に転じることは考えにくいか。

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