(2008年04月11日)

NY原油:目先、120ドルまで上昇も

国際的指標となるNY原油は、目先はバレル当たり120ドルを試すこともありそうだ。

現地9日のNY原油は、一時112・21ドルを付け過去最高値を更新した。これにより、上値のメドがなくなったことから、抵抗線は心理的な節目とされる、115ドル、120ドルが考えられる。

日足のチャートを見ると、直近の一時100ドル割れを底としたダブルボトム。また、10日移動平均線が20日移動平均線を上抜ける、ゴールデンクロスも形成しつつあるなど、基調は強まっている。

3月17日時点で過去最高値であった111・80ドルから、一時100ドルを割るまで急落した際、チャート上では窓が空いた。NY原油は、この窓を埋める形で上昇に転じている。

一方、ファンダメンタルズを見ると、市場は今の原油を割高と見る向きが多い。9日の米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油在庫統計では、石油在庫は軒並み急減したものの、在庫水準は依然として高いとみられる。

こうしたファンダメンタルズからすると、NY原油は下落してもおかしくはない。ただ、株式市場では来週の米銀行大手の決算を控え様子見ムードが漂っている。そのため、他コモディティより材料が多い原油は、来週までじわじわとレンジを切り上げる可能性がある。

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