(2008年05月16日)

国内アルミ:底上げ的な流れに

国内アルミ相場は、為替が円安傾向を続ける中、中国・四川省の大地震発生に伴い供給懸念が広がり、LME先物がトン当たり2900ドル台を回復、その後も海外市況が堅調地合いを持続しているだけに、底上げ的な動きが想定される。

LME先物は4月後半にかけて、上値の重さを嫌気する形で3000ドルの大台を割り込み、下値を試す流れに転じた。LME在庫が漸増、104万トン台にまで膨れ上がったことも響いたもようで、2800ドル台前半まで下落した。

ただ、エネルギー価格の上昇に伴う製錬コストアップから同水準で下げ渋る気配を示すなど下値抵抗をみせた。このような状況下で、中国・四川省で大地震が発生、供給懸念が広がるとともに、2900ドル台を回復、その後も堅調な地合いを保っている。

国内定期相場は、為替が円安傾向を持続する中、海外市況が中国の大地震を手掛かりとして戻り歩調を示していることから、価格水準を切り上げている。地震発生にかかわらず、LME相場の下値も限定的であることが確認された感があるだけに、市場全般に売り控えムードが支配しているもので、底上げ的な動きが想定される。

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