(2008年05月22日)

国内ニッケル:買い気薄で弱含み

国内ニッケル相場は、LME相場が需要家のニッケル離れの影響、新規プロジェクト立ち上げに伴う供給増から、需給緩和見通しが支配しているため、先物が年初来の安値を記録するなど低迷状態が続いているだけに、買い見送りムードが支配、弱含み推移が予想される。

原油や金など貴金属が投機資金の流入によって、上値追い傾向を示す中、中国・四川省での大地震発生を手掛かりとして銅をはじめとした非鉄も底堅い動きを示している。しかし、ニッケルに関しては、独自の支援材料を欠く中で、反発力に欠く展開に終始、LME先物が年初来の安値であるトン当たり2万5000ドル台に突入するなどジリ安傾向を続けている。

2007年5月に過去最高値である5万1800ドルまで急騰したが、その後は主要需要先であるステンレス業界でニッケル離れが顕現化、高値示現の反動安に見舞われているもの。今年の世界需給は、5万トン余の供給過剰を予測されており、「上値に重く、むしろ下値を探る展開」(市場関係者)との見方が多い。

このように海外市況が下値を探る流れに移行しているため、国内定期市場でも買い見送りムードが支配しているもので、弱含み推移を続ける公算大とみられる。

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