(2008年07月10日)

東京ガソリン:10万円を巡る攻防

東京工業品取引所のガソリンは、目先キロリットル当たり10万円を巡る攻防となりそうだ。

当業者筋によると、国内の現物事情は悪化しているとの声が聞かれる。石油情報センターが発表する、ガソリンスタンドのレギュラーガソリン1リットル当たり全国平均価格は、今月は180円台に乗せることがほぼ確実視されている。暫定税率が復活した5月の石油統計では、ガソリン販売は前月比19・8%減。5月から約30円も値上がりすることになり、消費者による買い控えは続きそうだ。

今後の展望は二つ考えられる。まず、原油に対し割安なガソリンに対する価格修正が入るケース。これは、販売の回復が条件となりそうだ。

もう一つは、NY原油の価格動向。現在の東工取市場は海外価格との相関性が強い。9日の東工取は海外安を受け期先限月はストップ安となった。ただ、引き続き4月1日と5月2日を起点とするトレンドライン(アンダーバリュー)と、3月28日と4月28日を起点とするトレンドライン(オーバーバリューライン)のレンジで推移している。この二つのラインの真ん中に当たるフェアバリューラインが10万円前後であることから、NY原油が一服もようの中、東工取もこの水準での値動きとなりそうだ。

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