(2008年07月14日)

国内アルミ:高値波乱の様相続く

国内アルミ相場は、LME先物が中国の生産削減を手掛かりとして一気にトン当たり3300ドル台に突入、2006年5月に記録した史上最高値を更新するなど騰勢を強めている関係上、なお高値波乱の展開が続く公算大とみられる。

LME先物は6月上旬にかけて2800ドル台にまで下落、その後は2900ドル前半での往来とレンジ内の動きに終始した。100万トン台超にまで膨れ上がったLME在庫が欧米での需要低迷を連想させ、結果的に上値に重い展開を強いられたもの。

ただ、往来相場の様相を呈しながらも底堅さが確認されたことで、再び割安感のあるアルミ市場に投機資金が流入する格好になった。

このような相場上昇を増幅させたのが中国の生産削減で、チャルコの山西省における製錬所の一時操業停止、製錬大手20社の5―10%生産削減で、いずれも電力問題に起因したもの。LME先物は現地7日に記録した史上最高値を同10日に再び更新するなど騰勢を一段と強めている。

国内定期相場もLME相場の騰勢とともにキロ当たり360円台に乗せるなど大きく価格水準を切り上げている。内部要因も大きく買い方主導に傾いているだけに、引き続き高値波乱含みが予想される。

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