(2008年07月16日)
NY原油:最高値を試す動きも
国際的な指標となるNY原油は、目先は最高値を試すものの、その後は下落するとみられる。
現地14日夜のNY時間外取引では、バレル当たり144ドル台で推移している。市場では145ドルが、上値抵抗線として意識されているようだ。NY原油の日足チャートを見ると、直近のローソク足は相場の転換を示すものも出始めており、高値警戒感がうかがえる。
目先、11日に付けた過去最高値である147・27ドルを抜けるかがポイントとなる。
また、原油はドル安のヘッジとして買われている面もあり、ユーロ・ドルとの相関性が強い。
足元では、米政府系住宅金融会社の経営不振や、米銀行大手などの決算を前に金融不安が再燃している。市場関係者は「3月のベアー・スターンズ破綻時に似ている」と指摘しており、この時は原油も110ドル台の最高値を付けている。
こうした金融不安を背景としたドル安などから、原油は一段高の公算は大きい。
市場は、夏場の150ドルを強く意識している。そのため、この大台を突破する可能性は高そうだ。ただ、150ドルを超えた後は、年初に100ドル達成後は86ドル台まで下げたような、調整局面を迎えるとみられる。

ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録