(2008年07月18日)

国内ニッケル:上値に重い展開続く

国内ニッケル相場は、LME先物が年初来の安値圏に突入しているにもかかわらず、底打ちから反発に転じるまでの材料が見当たらないだけに、引き続き上値に重い展開が予想される。

LME先物は、3月上旬にトン当たり3万3000ドル台と年初来の高値を記録した後、需給緩和見通しを背景として下げに転じ、5月末には2万1000ドル台と1万ドル超の下落を演じた。その後、ステンレス原料として代替されるニッケル銑鉄の価格水準(1万7000―2万2000ドル)にLME相場が近づいたことから、下値抵抗するなど下げ一巡気配となった。

ただ、戻りの鈍さは否めず、6月入り後も再度下値を試す局面がが目立つなど2万ドルの大台維持も危ぶまれる状況に陥っている。

国内定期相場も、LME相場が再び下値を試す流れに移行しているため、下値不安残しの展開が続く公算大とみられる。特に、相場低迷も重なって、市場への関心が大きく後退、商い不振が深刻化しており、買い気を誘うまでの材料が見当たらない現状では、一層の商い低迷を招くという悪循環を繰り返している。

目先的には、積極的な新規の仕掛けがみられない状態に陥っており、LME相場が本格的な出直りに転じない限り、買い妙味に乏しい市場環境を続ける公算大で、上値に重い展開を強いられそうだ。

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